2025.04.19 sat

17:30 ー

コムアイ with 小林七生(FATHER) × フィリペ・カット
Soundscapes from Brazil & Beyond

ヒューリックホール京都

  • ¥5,000 (前売券)
  • ¥6,000 (当日券)

常識をかろやかに超越し、変容し続ける2人のパフォーマーの今とその先を見る!

水曜日のカンパネラの初代ボーカリストであり現在ブラジルにも拠点を置くコムアイと、ブラジルを代表するファルセット・ヴォイスのロックスター、フィリペ・カットのダブルヘッドライン。

ブラジルのバイーアと日本の2拠点で活動するコムアイは今回、小林七生(FATHER)と共演。
人間であれば国境や人種など関係なくテーマになる「人間と自然や獣との関係」、「人生や老い、その終え方」など人間の根源的な部分をテーマとしたパフォーマンス。ブラジルだけでなく、エチオピアやハイチ、ハワイ、東南アジア諸国など、いままで旅した様々な土地の音楽を取り込みアウトプットし、「コエ」と「ドラム」でシンプルでいながら、国も時空を旅するような、細胞を揺さぶるような、そんなプリミティブな空間へといざないます。

アーティストも観客も属性関係なく、自由に表現し、いいものには素直に熱狂する今のブラジルのムーブメントの中心にいるのが、今回日本初公演となるノンバイナリーのフィリペ・カット。
今回フィリペが歌うのは、トロピカリアの中心的なシンガーであると同時に、ブラジルのLGBTQIA+コミュニティにおける開放的なアイコンであったガル・コスタのレパートリー。今回の公演はトロピカリアの精神を継承しつつ、ストリートのアーティストたちや、歴史に名を残していないかもしれないけれど確かに存在していた人々など、もっと「裏側」のブラジルにも光を当て、そうした人々への敬意と連帯の想いが込められる。そんなパフォーマンスに加え、特別に軍事政権時代のアンダーグラウンドなトランス・シーン、そしてストリートで生きる人々の姿を撮影したマダレナ・シュワルツの写真を何曲かの場面で投影する。
拳の代わりに美声をあげる、情熱的で官能的なステージに魅了されながら自由を叫ぼう。

Artist アーティスト

フィリペ・カット Filipe Catto

カットは15年以上のキャリアを持ち、現代ブラジル音楽を代表するシンガーとして確固たる地位を築く。ネイ・マトグロッソやマリーナ・リマといったレジェンドたちからも高く評価され、これまでに5枚のオリジナルアルバムと2枚のライブアルバムを発表。数々のコラボレーションや受賞歴、ノミネーションを誇る。
最新作 「Belezas são Coisas Acesas por Dentro(2023年)」では、偶然にもカットと同じ誕生日(9月26日)を持つガル・コスタの楽曲を新たな世代へと届けるべく、ロックンロールの持つ力強さと自由な精神を取り入れたアレンジを展開。本作では、サンパウロというラテンアメリカ最大の都市で生きるノンバイナリー・トランスジェンダーとしての自身の経験を重ねながら、ガルの楽曲を繊細かつ力強く表現している。
2023年にはサンパウロの世界的音楽フェスティバル「Primavera Sound São Paulo」に出演し、そのステージはザ・キュアー、ペット・ショップ・ボーイズ、マリーザ・モンチらと並ぶ、フェスティバルのトップ10パフォーマンスに選ばれた。

コムアイ KOM_I

声と身体を主に用いて表現活動を行うアーティスト。日本の郷土芸能や民俗学、北インドの古典音楽に影響を受けている。現在はブラジルのバイーア州に滞在し、ペルーのアマゾンでの出産体験を本にするべく執筆中。
主な作品に、屋久島からインスピレーションを得てオオルタイチと制作したアルバム『YAKUSHIMA TREASURE』や、奈良県明日香村の石舞台古墳でのパフォーマンス『石室古墳に巣ごもる夢』、東京都現代美術館でのクリスチャン・マークレーのグラフィック・スコア『No!』のソロパフォーマンスなど。水にまつわる課題を学び広告するアーティビズム・コレクティブ『HYPE FREE WATER』をビジュアルアーティストの村田実莉と立ち上げる。NHK『雨の日』、Netflix『Followers』、映画『福田村事件』などに出演し、俳優としても活動。音楽ユニット・水曜日のカンパネラを2021年に脱退。現在はブラジル、バイーア州に滞在中。

小林七生(FATHER) NANAO KOBAYASHI (FATHER)

東京生まれ、アーティスト・音楽家。
人間の知覚やロジックでは認識できない領域での現象を、粒子の動きや波動として捉え、作品制作や演奏を行っている。
独自に習得したパーカッション・ドラム・電子楽器・声などを用い、ライブならではの時空体験を目的とした即興演奏を行う。また「FATHER」名義で行われるパフォーマンスでは、音楽は生命の表現であるという根源的な性質を志向しながら、自身の刺繍的な彫刻作品やインスタレーションと相互関係を構築する。
近年の活動として、「夜を飛ばす」(2020年、東京・Yutaka Kikutake Gallery)、「眠るソラ/COMA SPACE」(2023年、京都・「誉田屋源兵衛」)、2025年春、香港CHATでのグループ展、M +museumなど国内外でのライブパフォーマンスなど

Photo by Yuriko Takagi

Tickets チケット

Venue 会場

ヒューリックホール京都

江戸時代には京都土佐藩邸跡、その後、京都電燈会社(現・関西電力)となり、その敷地内で日本初のシネマトグラフの試写上映に成功しました。
1928年には京都市・立誠尋常小学校(京都市立・立誠小学校)が移転開校され、多くのこどもたちで賑わいました。
1993年には閉校しましたが、自治会行事やイベントの拠点としても積極的に活用され、多くの方々が集う場所でした。
その元・立誠小学校及び立誠学区の文化・歴史を未来へと受け継いでいくシンボルとなり、 文化が集まり、出会いが生まれ、多様なにぎわいが地域に広がる施設「ヒューリックホール京都」が誕生しました。

住所
〒604-8023 京都府京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2
立誠ガーデン ヒューリック京都1FGoogle マップでみる
アクセス
阪急京都線 京都河原町駅(木屋町北出入口)→徒歩3分
京阪本線 祇園四条駅(4番出口)→徒歩5分

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